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わずか130年の歴史しかもたない札幌であるが、戦災を受けていないため北海道庁旧庁舎、T館、H庵など明治時代の貴重な建築物を残し、整然とした街路にはニレやアカシアの街路樹、四季の花が絶えることのない大通公園など本州の都市にはない大陸的な異国情緒を漂わせている。 京都、奈良はいわずと知れたわが国の古都(みやこ)であり、社寺をはじめとする歴史的建造物や庭園、あるいは宗教的な祭事を含む伝統的なお祭りといった観光資源、とくに「古都京都の文化財」「古都奈良の文化財」として世界遺産にも登録されている優れた人文資源の存在が誘致魅力となってそれと同時に、近代都市、現代都市としての魅力を兼ね備えていることを忘れてはならない。
日本を訪れる国際観光客の定番コースとなっているように一言でいえば日本、日本文化日本人、といった「日本らしさ」に触れられるところに大きな魅力があり、「国際観光文他都市」に指定されている。 外国人のみならず訪れる人々にとって、大阪や神戸と違う都市の魅力を感じるであろう。
その意味でこの2都市はいわば都市博物館(都市そのものが博物館的機能をもっている)であり、文化財の保護といった単体施設等の支援だけでなく、後世に残し伝えていかなければならない国民的財産である都市全体の保存、育成が重要となってくる。 戸屋、松山、軽井沢の9市町を「国際観光文化都市」に指定した。
現在ではさらに日光、鳥羽、長崎の3市が新たに指定され、「国際観光文化都市」は全国で12市町となっている。 一方、地方にも角館、高山、金沢、萩、津和野といった「小」京都といわれる都市が観光客を集めている。
地域の特徴ある建築物が集積し日本的な落ち着いた佇まいをもったヒューマンスケールの町。 1985年には「全国京都会議」が発足し、京都市を含む全国53市町(が参加している。
歴史的な街並みのタイプとしては、農漁村集落、商家・町家、民家、寺町・門前町、宿場、武家屋敷、洋館群などに分類されるが、小京都の場合は主に観光的な魅力があるということができる。 こうした「街並み」地の古くて新しい課題は、一つは観光客と地域住民の生活の問題、そして保存コストを誰がどう負担するかという点である。
日常の生活空間そのものが観光対象となることによる札様であり、多数の観光客が来訪することによる地域社会、生活環境への影響である。 典型例がゴミと自動車への対応であり、プライバシーの問題である。

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